MOMENT

Couple Story · K & R

誰にも会わずに過ごした、夏の離島で

8 min read
離島の入り江、波打ち際に立つふたりの後ろ姿。水平線が広い。

「結婚式は挙げない、でもふたりで節目を刻みたい」というご相談から始まった、初夏の離島での一日。MOMENT のロケーション人前式と前撮りを同日に行い、誰にも会わない時間を選びました。

01Why this day mattered

結婚式という形を選ばれなかったお二人ですが、ご相談時に「人生の区切りは、写真と人前式だけでもいいから、ちゃんと残したい」と仰っていました。私たちは、お二人にとっての『区切り』が、誰かに見せるためのものではなく、お二人の中にだけ残るものであることを、最初の打ち合わせで確認しました。

02Why this place

「人が少ない島で、波の音だけが残るような時間がいい」というご希望から、山形の離島をご案内しました。本州から離れているため、観光客のピークも限られ、シーズンの始まりであれば、ほぼ貸し切りに近い時間が取れます。フェリーや島内の移動、宿のご相談も、MOMENT のチームでまとめてご一緒しました。

03The Journey of the Day

前日のうちに島へ渡り、宿で軽くお話しした夜から、ふたりの一日は始まりました。朝6時の出発、霧が引き始めた7時の入り江。準備の時間も含めて、無言の時間が長かったのが印象的でした。式の場では、ふたりが用意した短い誓いを交わし、私たちはほとんど言葉を発さずにシャッターを切り続けました。お昼を島の食堂で済ませ、午後は別の海岸線へ移動。夕方、波が引いた砂浜で最後の数枚を撮りました。

04Frames
朝7時の入り江、霧が薄く残る水面
霧が引いた直後の入り江。ふたりはまだ立っているだけで、何も話していなかった。
波打ち際を歩くふたりの足元
誓いを交わした後、ふたりは波打ち際を黙って歩いた。
夕方の岩礁、奥に水平線
夕方、波が引いた数十秒だけ現れた岩礁の上で。
05After the Day

撮影後、お二人は「結婚式の代わりに、というよりは、人生の中でいちばん静かな日になった」と仰っていました。3ヶ月後の納品時にも、写真より先に、その日の音を思い出したと連絡をいただきました。

結婚式の代わりに、というよりは、人生の中でいちばん静かな日になった。
K & R 様
06From the team

島の天候は読みきれません。当日まで、私たちは何度も気象を確認し、二つの代替プランを用意していました。実際には、霧が引くまでの数分を待ってシャッターを切れたのは、運でした。ただ、運を待てる時間を、ふたりのために用意できたことが、私たちの仕事だったと思っています。

Mini FAQ

Q. 離島での撮影は、誰でもお願いできますか?
A. 対象期間や枠は限られていますが、ご相談いただけます。MOMENT ではフェリー手配や島内移動も含めてご一緒しますので、初めての島でも安心して進めていただけます。
Q. ご家族の同伴も可能ですか?
A. 可能です。ご家族同伴の場合は移動や宿のコーディネートも含めてご相談いただけます。

結婚式という形を選ばないお二人にも、人生の節目を残す方法はあります。私たちは、お二人なりの形を、静かに整えるためにあります。

似た雰囲気の撮影を相談する

ご希望の季節やロケーションがあれば、お聞かせください。

Related — 同じ気分の記事